ウィリアム・ダウニー(William Downie)は、今世紀最初のワイン界のアンファン・テリブル。少なくともオーストラリアでは、ローファイ・ワイン醸造が新しい世代の造り手に定着するずっと以前から、慣習を打ち破る象徴でした。ウィリアム・ダウニーは、満面の笑みと自虐的な態度で、他人の目を気にすることなく、最小限の介入で独自の道を切り開いてきました。その姿勢は、決して傲慢なものではなく、「他人の期待を裏切るようなワインは造れない」という深い信念から生まれたものです。そのため、ダウニーは、オーストラリアで最も厳しい自己批判をする造り手の一人でもあります。その正確さと意欲により、彼はこの国で最も優れたピノ・ノワールの造り手のひとりとなりました。ギップスランドにある彼のグエンドゥレイン・ファームのブドウ畑は、彼に対する大きな期待を裏付けてくれています。ウィリアム・ダウニーは、2007年と2008年にヤングガン・オブ・ワイン・アワード(Young Gun of Wine Awards)の最終選考に2度残っています。 |
ウィリアム・ダウニーは、90年代後半にシドニー郊外のボトルショップで働いた後、ジェレミー・オリバー(Jeremy Oliver)のワインコースを受講し、1998年には第1回ネゴシアンズ・ワーキング・ウィズ・ワイン・フェローシップ(Negociants Working with Wine Fellowship)に登録されました。そのカリキュラムでは、文章を書くことが要求され、ダウニーはバス・フィリップのフィリップ・ジョーンズにインタビューすることになりました。このインタビューは簡単なものではなく、ダウニーがジョーンズのそばで剪定を行いながら、ブドウの木の中で行われました。2年後、ブドウ園の労働者として有意義な経験を積みましたが、師匠の関係はその後悪化してしまいました。ダウニーの技量はせいぜい控えめだとジョーンズに酷評されてしまった事で長年にわたって自信を失っていましたが、彼は勉強とデ・ボルトリでの仕事の両方に邁進し、ちょうどヤラ・ヴァレーの旗手がルネッサンスを迎えた2000年後半に、その才能を発揮しました。ダウニーは、ピノ・ノワールを、より純粋で香り高いスタイルにするための哲学的な転換を行ったと言われており、その影響は今日でも感じられます。 |
ウィリアム・ダウニーは、世界の偉大なワイン、特にブルゴーニュのワインに、異常なほどの熱意をもって没頭しました。生きるための基本的な金銭以外は全てワインに費やしました。しかし、ブルゴーニュにありがちな期待はずれのワインに混じって、ダウニーは自分が探していたワインを幸運にも見つける事が出来ました。ワイン造りに余計な手間をかけず、その土地のことを語るような、生々しい本物のワインです。これらのワインが、2001年の収穫のためにダウニーをブルゴーニュに誘ったのです。 その後2002年の収穫期にヤラヴァレーへ戻るようデ・ボルトリから説得を受けました。デボルトリのウェバーは、彼に創作上の大きな自由を与えていましたが、ダウニーはこれをさらに一歩進め、プレミアムピノ・ノワールの醸造を全面的に見直すことにしたのです。彼の方法は、除梗したブドウを発酵の後半までプランジングやポンピングをせずに発酵させ、手をかけないというものでした。その結果、それまで当たり前だった深い抽出のない、よりエレガントなワインができあがった。 |
モレ・サン・ドニでロメーヌ・リニエと仕事をするためにフランスに戻ると、ワインは樽で寝かされ、デ・ボルトリチームに多少の衝撃を与えたものの、ほぼ全員が酷評したそうです。しかし、時が経つにつれて、そのワインは見直され、ワイン醸造チームも見直されました。その結果、ダウニーは2003年にブルゴーニュでデ・ボルトリのワインを造るようになり、2006年にはウェバーからシニアワインメーカーに任命されました。ダウニーは、2003年から自身の名を冠したウィリアム・ダウニー(William Downie)のラベルでピノ・ノワールを造っており、2007年にデ・ボルトリ(De Bortoli)を去るまでに、モーニングトン(Mornington)、ヤラ・ヴァレー(Yarra Valley)、ギプスランド(Gippsland)でワインのボトリングを行っていました。現在は、ギプスランドにある自宅のグエンドゥレイン・ファームを含め、自身のラベルでワインを造っていますが、野心的なサウザンド・キャンドルズ(Thousand Candles)では、パトリック・サリヴァン(Patrick Sullivan)とともに創業時のワインメーカーを務めています。ダウニーは、友人のジェイソン・シール(Jason Searle)と共に、スキンコンタクトの白ワイン、サグランティーノ、サンジョヴェーゼなどのSOSワインも造っています。 |
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Mornigton Peninsulra【モーニントン ペニンシュラ】はかつてBill自身が単一畑のワインを作っておりましたので、馴染み深い方も多いのではないでしょうか。他のエリアに関してはオーストラリアに精通している方ならピンと来るはず。有名どころを挙げてみればAlpine Valley【アルパイン ヴァレー】ならMicheline【ミシェリーニ】、Mt.Gambier【マウント カンビア】ならHerbert【ハーバート】やGood Intention【グッド インテンション】、Henty【ヘンティ】であればHochkirch【ホッホキルシュ】やCrawford River【クロフォード リヴァー】、Upper Goulburn【アッパー ゴールバーン】ならPimpernel【ピンパーネル】と言った具合に多くのスター生産者達が散見される卓越したブドウ生産地です。フォーマットはステンレスタンクと古樽のミックス。イチゴにチェリー、ザクロにチェリーピットの果実味(チェリーピットは果肉よりも香りが豊かなサクランボウの果皮を指します)。微かなミントにホールクローヴやホールシナモンのニュアンスも。決して長らく熟成させて後生大事に保管するのではなく、キュートでポップなPinot Noirの果実味を楽しむ為の、フルーツ爆弾です。Pinot Noir100%。生産地区の割合は Mornington Peninsula25% /Alpine Valleys25% /Mt Gambier25% /Henty15% /Upper Goulburn10%。 |
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2022ビンテージは収穫期に過度な降雨も殆どなく、またヒートウェーヴや雹といった天候に苛まれる事も無かった非常にヘルシーな年となりました。凝縮した果実の旨味、全房発酵の優しくじんわりと広がるテクスチャーが楽しめます。2018年以来久方ぶりに十分に満足行く完熟度合までハングタイムを我慢出来た、とはWilliam自身の弁。手収穫、手除梗、大樽(自宅庭で自ら組み上げたブラックウッド製)での全房発酵、更には同一の樽による熟成。チェリーやフランボワーズのチャーミングなフルーティネス、細やか且つ嫋やかなタンニン、そしてパレットに染み入る様な優しい旨味。人となりが反映された様な仕上がりです。 |
【限定商品】各種お料理やジンギスカン用に北海道産羊脂 |
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ルーシー・マルゴー | ヤウマ | BKワインズ | コミューン オブ ボタン | ジェントルフォーク |
ジ アザー ライト | フレデリック スティーヴンソン |
デリンクエンテ | ショブルック | ラガベラス |
オコタバレルズ | ウニコゼロ | イエティアンド ココナッツ |
スモールフライ | ブレイブ・ニュー ワイン |
バスケットレンジ ワイン |
コーナー | ティム ワイルドマン | ベルトラン ビスポーク |
コンピラ・マル・ワインズ |
ロックフォード | クリスリングランド | ライノ・ランブル | グッドインテンションズ | ウィリアム ダウニー |
リキッド ロックンロール |
ラッタ | カスターニャ | ホドルスクリーク | ジョシュア・クーパー |
ビンディ | ボバー | バス・フィリップ | オーシャンエイト | マウント・メアリー |
ベスツ | ジャコンダ | ホッフキルシュ | カーリー・フラット | ハンギングロック |
Pサリヴァン | ジャムシード | ルーク ランバート | ゼヴィア | アルフィオン |
アン・アプローチ・トゥー・リラクゼーション | ウインダウリー | アンケル | 九能ワインズ | ミニム |
ラ・プティ・モール | パリンガ | バイ・ファー | ファーライジング | リリアン |
ドンアンドキンデリ | ジリー | ハーカム | バーンコテージ | エクリプシス |
ヴァルモン | ヴァス・フェリックス | スモールフォレスト | ヘアウッド | アプスレイ ゴージュ |
ストーニーライズ | ジョセフ・クローミー | ステファノ ルビアナ | ドメーヌA | ハーミットラム |
モスウッド | パディ ボースウィック |
レイヴェンスワース | ケンブリッジロート | エスコーダ |
ラペルディーダ | ドーミローナ | サトウ・ワインズ | ヴィーノ アンヴィズ |
アルテザーノ ヴィントナーズ |
マタッサ | マジャス | ラサラーダ | アリーズ・ナチュラル・ワイン | イ・ヴィニ・ディ・ジョヴァンニ |
昭和3年創業 株式会社 東洋肉店 | |
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本社所在地 | 〒096-0011北海道名寄市西1条南6丁目22-2 |
電話 | 01654-3-5511(お電話でのご注文は承っておりません、当ホームページからご注文をお願い致します) |
運営責任者 | 東澤 壮晃 |
営業時間 | 午前10時〜午後4時まで(毎週日曜日定休日) |
HPでのご注文お問い合わせは年中無休24時間受け付け中 |
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