2023.12月撮影 |
ジャムシードはペルシャ神話に登場する伝説上の王であり、インド神話の閻魔に 相当する人物です。グラスを通して王国の全てを見渡す事が出来たと言われており、ワインが誕生する逸話に深く関わった事でも良く知られています。オーナー 兼ワインメーカーであるギャリー ミルズは一昔前からオーストラリアワインに冠されるカンガルーやコカトゥー(オウム)と言った名前に僻易としており、国際的に通じる名前を自分のワインへ着ける事を昔から考えていました。 |
2023.12月撮影 |
ギヤリーの経歴は変化と起伏に富んでいます。若き日に村田製作所の実業団に所 属し、島根県に住んでいた彼は広島カープのプロテストを受ける程の逸材でしたが肩の故障により英会話の教師となりました。オーストラリアへ帰国後、故郷マ ガレット リヴァーでのビンテージ参加、ここから急転直下で彼のキャリアは変化していきます。日本語堪能なギヤリーを見込んで、カリフォル二ア ナパにある リッジからワイナリーでの仕事が舞い込んだのです。5週間の滞在予定でリッジへ と飛んだギャリー。しかしリッジのポールドレイパーは彼の鋭敏な味覚と醸造セ ンスを感じ取り様々な仕事をギャリーに課す事になりました。結果として2年半 リッジ ヴィンヤードでワインメーカーとして研鑽を積み、果たして彼が愛するワインを自身の手で作るべくオーストラリアへと舞い戻ったわけです。 |
2023.12月撮影 |
ギャリーのワインは彼が心から愛するブドウ品種シラーとリースリングを基本と しています。そのスタイルは繊細にして優美。今やニューヨークタイムズ紙が、オーストラリア最良の生産者として特集する程に世界から注目される存在になり ました。ギャリー ミルズはオーストラリアの次世代を担うバンディエラとして、その優しく澄み切った視線を未来を見据えています。 |
2023.12月撮影 |
【2022追記】Jamsheed【ジャムシード】がとても良い形で進化を果たしています。COVIDによる影響もなんとか乗り越えて、ワイナリーとしてもワインメーカーとしてもVictoria【ヴィクトリア】のフロントランナーになりつつあります。実はJamsheed、COVIDによるパンデミック寸前にMelbourne【メルボルン】の街中にアーバンワイナリーを立ち上げたんです。ところが、それなりの投資額を以て走り出そうとした矢先にパンデミックが...一時期は樽の中に眠るワインさえも差し押さえ対象となってしまい、ボトリングの許可も降りない悪循環に陥ってしまい、日本への輸入もストップせざるを得ない状況になっていました。八方塞がりの状況下、永年連れ添った愛妻とも袂を分かつ事となりましたが、ワインメーカーGary Mills【ギャリー ミルズ】は自身の信じた道を邁進、かねてから作り続けていたワイン群にディレクションの変更を決意しました。 |
2023.12月撮影 |
実はGary、この数年は頻繁に南オーストラリア州に通っており、Gentle Folk【ジェントル フォーク】のGareth Belton【ギャレス ベルトン】やLucy Margaux【ルーシー マルゴー】のAnton Klopper【アントン クロッパー】と寝食を共にしてナチュラルに傾倒していたんですね。契約畑はオーガニックへと転換、SO2の使用もキュヴェによってゼロとなり、ポートフォリオも大きく様変わりする事となりました。今から20年程前に「全房発酵」をフィロソフィーとして業界のフロントランナーとして脚光を浴びた彼が、現在進行形で変化しながら方向転換を図った事は大きな驚きでしたし、今回入荷して来たワイン達を味見しつつ顧みると、現在地に安閑として胡坐をかく事無く舵を切った彼を改めて見直してしまったのでした。 |
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ヤラ・グレンは2012年のジャムシード・シラーの中で最も風味豊かで構造的なワインでした。10年以上経った今、しなやかで美しい冷涼気候のシラーに進化しています。ヤラ・ヴァレーのセヴィル地区の花崗岩土壌で栽培されたこのシラーは全房発酵、人為的な介入はほとんどなく、日本にオーストラリアのナチュラルワインが入ってきた頃の感動と、オーストラリアシラーのおいしさを十分に表現しています。著名なワインジャーナリストマイク・ベニーも「興味深い、知的なワインであることは間違いない。時間をかける価値はある」と。現地オーストラリアでは110ドル以上の価格が付けられミュージアムリリースされています。 |
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「心の花」と名付けられたSagrantino/Mataro/Negroamaroブレンド。ワイナリーレストランで提供しているブリトーやピッツァ、タコスと併せて楽しめる様にデザインされたカジュアルレッドです。ステンレス、古樽、エッグタンク、セニエといった具合にバリエーション豊かに発酵/熟成を経ており、所謂ごちゃまぜワインいうのがピッタリでしょう。ミッドタンニンでスミレの香りとリコリスのスパイス感が強く、媚びた果実感がありません。ドライラズベリーやドライアップルの、シャイな個性は幅広い料理にマッチしてくれる懐深さとなっています。カトラリー無しで楽しむテーブルワインとして完璧です。 |
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Bendigo【ベンディゴ】のPinot Noir100%。全房発酵とカルボニックマセラシオンを半分ずつ行いブレンドしています。発酵と熟成は古樽。Bendigoと聞いても恐らく即座に場所が思い浮かぶプロフェッショナルは日本に殆ど居ない事でしょう。老舗Balgownie【バルゴウニー】は多少の知名度がありますが、個人的には何と言ってもSutton Grange【サットン グレンジ】。過去Gilles Lapalus【ジル ラパルー】が勤務し、Lucy Margaux【ルーシー マルゴー】と並ぶオーストラリアのナチュラルワイン黎明期を作った知る人ぞ知るワイナリーが、ここに在ります。ワインは非常に快活で果実味満載。イチゴ、キイチゴ、アセロラのフレッシュ感。カリンのコンポートやシナモンのタッチも。明るい陽射しを味わいから感じる事の出来る、いかにもニューワールド的な果実味の爆弾です。 |
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2021オーストラリア国内でも殆ど流通していない、レアキュヴェ。カルボニック マセラシオンを短く施し、全房発酵で仕上げた高地のCabernet Sauvignonです。ステンレス発酵、古樽熟成。品種個性であるピーマンの香りはあるのですが、最も強く感じるのはフレッシュのブルーベリー的なたっぷりの果実味。タンニンは柔らかく、非常にジューシーな仕上がりです。Mayer【メイヤー】の全房発酵Cabernet Sauvignonが、よりカジュアルで親しみやすくなった様なイメージ。全房発酵マニアには堪りませんね。 |
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畑はご存じHeathcote【ヒースコート】のChalmer's【チャーマーズ】...この畑を知らない自称「オーストラリアワインのスペシャリスト」を発見したらドロップキック。Victoriaに於いて、オーガニックの農法でオルタナティヴ品種のパイオニアとして、この畑は最高峰として最も尊敬の対象として広く知られています。フルーツは14日間の50%全房カルボニック発酵。熟成は古樽。ラズベリーのジェラート、イチゴのコンフィチュール、ドライポプリやラヴェンダーのニュアンス。質量を感じさせるタンニンとのストラクチャーが見事です。美味。 |
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Beechworth【ビーチワース】とYarra Valley【ヤラ ヴァレー】のデュアル リージョン ブレンド。各々のフルーツは古樽での発酵/熟成。Jamsheedですから当然の様にその大部分は全房です。非常に柔らかい口当たりですが、べーコニーでスモーキーな香りは健在。微かな揮発酸が、ラズベリー的な果実味とよくマッチしています。アプリシティ シリーズは全てSO2ゼロの醸造で作られていますが、健全でクリーンな仕上がりです。 |
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畑はご存じHeathcote【ヒースコート】のChalmer's【チャーマーズ】。古樽発酵/熟成。5-7日間のスキンコンタクトを施したオレンジスタイルです。熟したアプリコットとネクタリンのジュース感溢れる果実味。タイムとミントのニュアンス。美味。 |
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このワインはワインメーカーであるゲイリー・ミルズにとって画期的なワインであり、オーストラリアの舞台で彼のユニークなシラー・スタイルを発表したワインでした。ビーチワースの "ドレス・サークル "にある有名なワーナー・ヴィンヤードの優雅で凝縮した「ホールバンチ・シラー」。私たちは幸運にも、飲み頃であるこのワインを10年を経てテイスティング出来る事を幸せに思いますザ・ワインフロントのキャンベル・マティンソンは「完璧なワインだ。ビーチワースのシラーズのポートフォリオに加わる素晴らしいワインだ」と10年をを経たこのワインを大絶賛しておりました。是非、この希少なボトルを少量ずつでも皆と分かち合って下さい! |
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セヴィル・ヴィンヤードはアッパー・ヤラの麓、ヤラ・リヴァーに位置する畑セヴィル・イーストのワイン。ゲイリー・ミルズが得意とする全房で造られたワインは今から20年程前に「全房発酵」をフィロソフィーとして業界のフロントランナーとして脚光を浴びた彼そのもの。濾過も清澄もせず瓶詰めした、その10年後を楽しめる幸運(2035年までピークが続くと言われています)。麝香、朽ちたバラの花びら、ブラックベリー、クローヴの香り。風味はアニスを思わせ、香ばしく、埃っぽいタンニンとハーブのスパイスが。モンバルクの火山性の赤土が混じる土壌で、北側の地域に比べて冷涼で、ブドウの成熟もゆっくりと進行し畑からのミュージアムリリース。これも幸運です。 |
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Fiano/Moscato Gialloの60/40ブレンド。ライトなオレンジスタイル。文字通り公園に携えて出かけ、アルフレスコで楽しめる事をコンセプトとしたパークシリーズの1本。フルーツは共にHeathcote【ヒースコート】のChalmer's【チャーマーズ】から。品種毎に4日間のスキンマセラシオン。プレス後は古樽での発酵/熟成。ボトリング前にブレンドし、沈殿が落ち着いたタイミングで瓶詰。白桃、ネクタリン、アプリコットの芳醇なアロマとサンダルウッドやキンモクセイのニュアンス。豊満なタッチと、微かな渋み、香水の様に華やかなスタイル。 |
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2年前に入荷したロットがまだ60本だけ現地に在庫があった為に再入荷しました。以前はla Syrah【ラ シラー】として作られていたカジュアル レンジのSyrahですが、ラベルの装いを変えると共に、ステンレスタンクからコンクリートタンクへと発酵/熟成槽を変えています。中庸なタンニンとフレッシュブルーベリーの果実味、軽く燻されたペッパーコーンとクローヴの個性。クラシックなCrozes Hermitage【クローズ エルミタージュ】的な、素直なフルーツの美味しさと乳酸を連想させるヨーグルトっぽいアロマ。熟成を経たボディはよりしなやかに。コショウのニュアンスがより鮮明になっています。 |
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畑はご存じHeathcote【ヒースコート】のChalmer's【チャーマーズ】。11日間のホールベリー カルボニック マセラシオン。ステンレス発酵の後プレス、古樽での6カ月熟成。Mourvedreの野性味が素直に表現されており、オリーブの香りがムンムン。更にはラズベリーとブラックベリーの果実味。決して濃すぎる訳では無く、ミディアム ボディの優しい口当たりとフレッシュなジュース感。 |
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ナチュラルメソッドの色を濃く打ち出したJamsheedのPark【パーク】レーベルのピンク。Negroamaro100%。畑はご存じChalmer's【チャーマーズ】。Heathcote【ヒースコート】で多くのマイノリティ品種を育てる事で知られるオーガニック ヴィンヤードです。古樽へダイレクトプレス、発酵及び熟成は同一のフレンチオーク古樽にて。ローズウォーターの香りが漂い、摘み立てのイチゴを想わせる果汁感。7カ月のシュール リが微かなクリーミーネスを生み、爽快なだけではない複雑な味わいを生んでいます。美味。 |
メルボルンのインターコンチネンタルホテルでゲイリーと初対面! |
実は日本語お上手(^^) |
ブラインドでだされたワインのうちいくつかがゲイリーのワインだった! |
赤はもちろんのこと、白も秀逸です! |
【限定商品】各種お料理やジンギスカン用に北海道産羊脂 |
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ルーシー・マルゴー | ヤウマ | BKワインズ | コミューン オブ ボタン | ジェントルフォーク |
ジ アザー ライト | フレデリック スティーヴンソン |
デリンクエンテ | ショブルック | ラガベラス |
オコタバレルズ | ウニコゼロ | イエティアンド ココナッツ |
スモールフライ | ブレイブ・ニュー ワイン |
バスケットレンジ ワイン |
コーナー | ティム ワイルドマン | ベルトラン ビスポーク |
コンピラ・マル・ワインズ |
ロックフォード | クリスリングランド | ライノ・ランブル | グッドインテンションズ | ウィリアム ダウニー |
リキッド ロックンロール |
ラッタ | カスターニャ | ホドルスクリーク | ジョシュア・クーパー |
ビンディ | ボバー | バス・フィリップ | オーシャンエイト | マウント・メアリー |
ベスツ | ジャコンダ | ホッフキルシュ | カーリー・フラット | ハンギングロック |
Pサリヴァン | ジャムシード | ルーク ランバート | ゼヴィア | アルフィオン |
アン・アプローチ・トゥー・リラクゼーション | ウインダウリー | アンケル | 九能ワインズ | ミニム |
ラ・プティ・モール | パリンガ | バイ・ファー | ファーライジング | リリアン |
ドンアンドキンデリ | ジリー | ハーカム | バーンコテージ | エクリプシス |
ヴァルモン | ヴァス・フェリックス | スモールフォレスト | ヘアウッド | アプスレイ ゴージュ |
ストーニーライズ | ジョセフ・クローミー | ステファノ ルビアナ | ドメーヌA | ハーミットラム |
モスウッド | パディ ボースウィック |
レイヴェンスワース | ケンブリッジロート | エスコーダ |
ラペルディーダ | ドーミローナ | サトウ・ワインズ | ヴィーノ アンヴィズ |
アルテザーノ ヴィントナーズ |
マタッサ | マジャス | ラサラーダ | アリーズ・ナチュラル・ワイン | イ・ヴィニ・ディ・ジョヴァンニ |
昭和3年創業 株式会社 東洋肉店 | |
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本社所在地 | 〒096-0011北海道名寄市西1条南6丁目22-2 |
電話 | 01654-3-5511(お電話でのご注文は承っておりません、当ホームページからご注文をお願い致します) |
運営責任者 | 東澤 壮晃 |
営業時間 | 午前10時〜午後4時まで(毎週日曜日定休日) |
HPでのご注文お問い合わせは年中無休24時間受け付け中 |
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